店頭で購入できるPCでは何か物足りない、あるいは必要でないものが付帯していることはよくあります。できれば、自分に合ったPCを自分で作りたいものです。
自作PCは専門知識が必要で、誰でも作れるわけではないと思いがちですが、実はそうではありません。基本を押さえれば、誰でも簡単に作れます。最初のハードルをクリアすれば、徐々にステップアップもできるでしょう。
初心者が自分で作ることを前提にするなら、必要なパーツが揃った自作キットを購入するのが簡単です。何もわからない段階だと、どんなパーツが必要かを調べているうちに、挫折してしまいかねません。
自作キットなら、PCに必要なパーツと製作手順が書かれており、それに従い組み立てるだけです。書かれているパーツが基本なため、パーツの意味と必要性を書物やインターネットで調べれば、PCの動作の仕組みなども自習できます。
さて、PCは電子回路なので電子回路基板、いわゆるマザーボードが必要です。自作キットにはこのマザーボードと、中央演算処理装置のCPU、演算時に必要なメモリ、記憶装置のSSDやHDDなどが入っています。さらに、CDやDVDを読み書きできる光学ドライブと、本体ケースがセットです。
こうしたパーツを、スペックやサイズなどを考えながら、初心者が自分で購入するのは大変でしょう。その手間を省くことで、自作PCを作る最初のハードルをクリアします。
自作キットを手にしたら、まず各パーツの役割を調べ、概略を理解したら後は手順書に従って組み立てるだけです。週末など時間に余裕があるときに、自作PCを組み立ててみましょう。