エンジニアがPCを自作する場合、まず必要となるパーツがCPUです。CPUは、セントラルプロセッシングユニットと呼び、PCにおいて車のエンジンのような役割を果たします。CPUは、PCの動作スピードなどのスペックが決まる、重要なパーツです。
そして次に、マザーボードも欠かせません。プリント基板で選んだCPUごとにマザーボードが異なるため、CPUに対応しているものを選びましょう。マザーボードには、CPUやメモリ、ストレージ、グラフィックボードなどを接続しますが、どんなマザーボードを選ぶかで拡張性の高さが変わります。
3つ目に挙げるメモリは、PCの作業用データを一時的に格納するために必要なパーツです。メモリ容量が大きい方が、PCは快適に動作します。
ストレージも重要で、長期的なデータの格納時に利用されるパーツです。HDDやSSDなどの種類がありますが、最近はフラッシュメモリの技術が進化しており、SSDを採用するケースが増えています。SSDはHDDよりも高速動作が可能で、特にPC起動時の待ち時間が短いのが特徴です。
グラフィックボードは、モニターに映像を表示するパーツで、どれを採用するかで描画スピードが異なります。3Dゲームをする人や、CAD利用者は高性能なグラフィックボードが不可欠です。
そして、電源や光学ドライブ、PCケースなども欠かせません。なお、パソコンを動作させるには、OSというソフトウェアをインストールする必要があります。
自分のニーズに合ったPCを自作すれば、仕事上で最適なパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。その他にも、エンジニアがPCを自作するメリットが〈エンジニアなら自作PCで仕事をしたい!〉にまとめられていたので、既製品のPCを購入する前に読んでみることをおすすめします。